2月末に負傷してから2ヵ月半
ついに手術当日
前日から出た熱も
下がらないまま。。
風邪症状がないから手術は
予定通り朝一の8時半から
初めての入院、手術前、
同じ部屋の人のイビキ、
寝れるわけもなく朝が来た
朝6時からは飲み物も禁止
朝起きてシャワーを浴びて
手術着に着替えて呼ばれるのを待つ
手術室まで家族と看護師さんと
一緒に歩いて行く・・
手術室の扉の前で家族とお別れ
扉を入ると広ーい廊下があって
手術室がたくさんある
手術室の看護師さんに付き添われて
自分で手術台にあがる。
手術室も5月から新しくなったばかりで
器具も台も全部新しかった
台に上がると心電図、点滴、酸素マスク、
次々と色んなものが繋がれていく。。
手術を担当する看護師さん数名、
麻酔科医と
色んな人が挨拶しにくるけど、
はっきり言って挨拶なんてしてる余裕
はまったくない
さすがに先生が来たときはホッとした
「どう?大丈夫?」って聞くから
「無理っ」って答えたら笑われた
「大丈夫だよー眠ってる間に終わるから」って言われた
「少し頭がぼーっとする薬を流します」
と言われて
「眠くなってきましたか?」って言うけど
「ぜんぜん変わらない・・・」
「それじゃーお薬追加しますね」
って追加されたけど
「変わらない」
だいたいこの辺りで眠くなって
意識がないって聞くけど
はっきり覚えてる
全身麻酔と併用して
ブロック注射をするんだけど
意識がはっきりしてるから最悪
痛みはそれほどないけど、
デッカイ針で太ももをグーっと
押される感覚で気持ち悪い
足がビクンと勝手に持ち上がったりして気持ち悪い
何回も「まだですか?」って聞いちゃった。
なんでこの時まで意識がはっきりしてたんだろ。。
・・・・・・
その後の記憶はまったくない
・・・・・・
あとで分かった、2時間くらい経っていたみたい
「お疲れさまでしたー」って
声が聞こえて、うなずいた
声は聞こえるけど、
目も開かなければしゃべれなかった。
と、その瞬間、
今まで味わったことないほどの
寒さで震えたとにかく寒い
膝の手術のときは
水を流しながらやるから、
寒さに襲われることはよくあるらしい
電気毛布で包まれた
「病室に戻りまーす」とか
「大丈夫ですかー」って声が
聞こえてそのたびにうなずいた
ガラガラ ガラガラ・・・
ベッドのまま病室に
運ばれてるってことが理解できてた
病室に戻ってからも
しばらく声だけが聞こえる世界。。。
意識はあるから
ピースサインをして大丈夫だってことを伝えた
手を差し出して
メモとペンを取ってもらって筆談で
家族と話した
それから数分たって目が開けれて話せた
「酸素マスクは1時に外します」
看護師さんがこまめに血圧を測りに来た
午後1時に酸素マスクが外れて、
その後完全に意識が戻った
「手術当日②」へ続く・・・