2015.3.4(受傷5日目/病院受診日)

安静にしていたかいあってか、
左足をかばってゆっくりなら自力で歩ける

 
この日、やっと大きな病院の診察
以前お世話になった先生を指名。
足を持って曲げたり、伸ばしたり。

 
診察の結果、「前十字切れてる」

・・・・・・・・・

「えっ?半月板の損傷じゃないの?」

 

 

「まだ少しの損傷って可能性も?」

「いや、完全に切れてると思う」

 

 

 

私が恐れていた「前十字靭帯断裂」・・・
「手術決定」・・・
わたしにとって最悪の事態に
一瞬で目の前が真っ白・・・・

先生に、
「ショックで貧血です」と言い残し
その場で倒れた
マンガのような展開

病院の雰囲気が苦手なわたし
人のお見舞いですら病院ってだけで苦手。
加えて「半月板損傷だと思っていた」
からの「前十字靭帯断裂」。
「自然治癒と思っていた」
からの「手術決定」・・・
日頃から貧血ぎみなわたしは
一気に血圧低下。バタン

その場で少し休んで復活

改めて診察開始。
先生が膝を痛くない程度に触り、
「中に血が溜まっている」、と。
もしや注射器で抜かれる?(汗)
また貧血で倒れるよ(汗)と思ったけど、
負担を掛けすぎなければ
そのうち体内に吸収されるみたい
(ふぅーひと安心)

先生は私のスノーボードへの思いを
よく理解してくれていて、
一番に早期復帰を考えてくれる
今歩けていないから、
固まる前に急いで装具を作ってリハビリして動かそう
緊急で直接MRIの予約を入れてくれた。
そしてMRIの予約は2日後。。。

これまでも
何度も怪我をしてきたけど、
手術に至る大怪我は今回が初めて。

ただ今回、
怪我した瞬間に
「なんかいつもと違う」「ヤバイ気がする」と
自分で感じていた。

痛さはこれまで経験してきた
怪我のほうが数倍痛かったけど、
それでも「なんかイヤな予感」・・と
怪我した直後から言っていた。
そして「イヤな予感」がみごと的中

これまでのスノーボード人生、
すぐに思い出せる怪我と言えば、
肩や肘の靭帯損傷と捻挫、
肋骨のヒビ、顎間接のズレ、顔の打撲。
痛さと重傷さは必ずしも比例しないんだね

 
今回怪我をして感じたことは、
前十字ってこの程度の衝撃で断裂するの?
今回以上の衝撃は何度も何度も経験していて、
今回の着地の衝撃は大したことがなかった。

どうやら膝をひねった体勢で着地し、
足だけで耐えたことが原因。

スノーボードを攻める上で、
ある程度怪我のリスクを承知でやっていた。
でも今思えば、
なんとなく大怪我は自分には関係ないような、
そんな気持ちが心のどこかにあったと思う。

「前十字靭帯」・・・
そんな重要な靭帯のくせに
あんな簡単に断裂しちゃうんだ・・・


2015.3.3(受傷4日目)

症状に関して大きな変化はない。

 
昨日より少し左足が
床につけるように感じるけど、
まだ体重は掛けられない

 
この日は受傷して以来、
はじめての休日
「寝る子は育つ」・・・ならぬ
「寝る子は治る!」
と信じて、たくさん寝た

1日家にいるなんていつぶりだ?
何年かぶりの完全休日
とにかく安静にした

 


2015.3.2(受傷3日目)

腫れや痛みの変化はなく、
まだ自力では歩けない

 
家の階段も座ったまましか
上り下りできない

 
この日も一日松葉杖で仕事

仕事の合間に
「半月板損傷」についてネットで調べまくった

調べずにはいられない・・・
この先どうなる?
いつ滑れる?
自然治癒?
手術?
自分の膝に何が起こっているんだ・・・

 


2015.3.1(受傷2日目)

朝起きて、やっぱり左足で立てない
痛みはほとんどなく、
昨日より腫れているけど
ビックリする程ではなかった
「一安心」

 
近くの整形外科でMRIが撮れると思っていた私。
近くの整形外科に行ったけど・・・
またレントゲン・・・

「MRIないの?来た意味無いじゃん」と思いつつ・・・
そこでの診断結果は
「半月板損傷の疑い」

 

「MRIを撮ってきてください」
「どこの病院がいいですか?」と尋ねられたので、
以前お世話になった先生がいる
横浜南共済の紹介状を書いてもらった
南共済はスポーツ整形があって
プロ野球選手も通っている病院

やっぱスポーツ整形じゃないと信頼できない。
診察予約は担当の先生がいる3日後

この日、「半月板損傷の疑い」と聞いて、
「軽度の損傷ならいいなー」
「軽度なら自然治癒かぁ」
「前十字じゃなくてよかったー」
と思いながら松葉杖で仕事へ行った

腫れているため、
曲げ伸ばしをすると痛いので
一日座ったまま仕事

そしてこの日の夜、
大親友の結婚式の二次会に
行く予定だった

昨日怪我した時点では
「行けないかも」と思って、
友達にも伝えていた(涙)
でも・・・一番の大親友・・・
「直接会ってお祝いが言いたい

会場近くまで送ってもらい、
松葉杖で駆けつけた

大親友の花嫁姿、
見るだけで嬉しくて涙が出た
もし行かなかったら一生後悔していた

少しの時間だったけど
直接お祝いが言えてよかったー

 

 


2015.2.28(受傷当日)

この日はスロープスタイルコンテストに参加していた
午後に行われた決勝ジャム・・・

2つ目のセクションでやや体勢を崩した。
「絶対にコケたくない」という気持ちが強すぎて、
手も付かず足だけで耐えた

その結果・・・
着地した瞬間に「バキっ」「ゴリっ」という音がして左膝に激痛
激痛に耐えて着地
「よしっ!耐えれた!」

そのまま3つ目のセクションまで
たどり着いたものの、
オーリーも出来ずに
そのまま投げ出される形でランディングへ

この時点ですでに足が支えられず、
立つことも出来なかった。
今思えば、靭帯切れた瞬間に転ばなかったのが奇跡。
3つ目のセクションまで辿りついたのも奇跡。

座ってすぐに動くか確認した。
痛いけどゆっくり曲げ伸ばしができた
雪でアイシングをしてその場で休む。
しばらくすると痛みが治まったので
立ち上がろうとすると
膝が脱臼するような感覚で立てなかった

それから痛みはほとんどなく、
ただ膝から下が支えられない。

友達に支えられてそのまま下山した。
車の中でもアイシングをしながら、
群馬から神奈川まで帰宅
痛みはなく、少し腫れているが
内出血はしていなかった。

車の中で思うことは・・・
「3日後滑りに行くんだけど」
「前十字じゃないよね?」
「靭帯切れてたらもっと内出血するよね?」
と勝手な判断。
自分の足がどうなっているのか分からず、
ただただ不安だった

松葉杖がないと歩けない。
土曜の夜だったため
救急センターを受診して、松葉杖を借りた。
レントゲンを撮ったが骨に異常はなし。という診断。

「これから急に腫れてくることもある」と脅されたため、
翌朝まで気が抜けず、「腫れるなよー」と念じて就寝
膝が完全に伸ばせないため、
膝の下にクッションや毛布を置くといい感じに寝れる
寝返りをするたびに起きていた。